パーキンソン病の山登り“yucon”の登山と闘病の記録

難病パーキンソン病を患ってから山登りを始めた“yucon”の山行と闘病の記録

横山岳へ再チャレンジ

 8月7日に横山岳の登頂をスズメバチの襲撃に遭い断念しましたが本日再度行ってきました。
標高1,131.7m かなり険しかったです、前回の「夜叉が池」より2ランク程上でした。おまけに山頂手前で雨が降り出して頭から靴の中まで水浸しで登山道も滑りやすく3回ほどずっこけました(そのくらいで済んでよかった)
 
 今回はハチ対策として黒い物は一切身に付けず、頭も緑色のタオルで覆って万全にしたつもりでしたが「蚊」対策としての虫除けを忘れたため 終始耳元で「ぷ〜ん」という極めて不快な音を聞き続けることになりました。
 
 雨天となり山頂からの景色は全く見えませんでしたが、「五銚子の滝」と呼ばれる滝と下山途中に通った「ブナの原生林」はとてもすばらしくマイナスイオンをこれでもかと浴びまくってきました。

 何よりも「パーキンソンの患者」のくせに登頂できたことがうれしいの一言です。多分健康な体であった時の自分よりも時間は1.5倍ほど掛かっていると思います。でも間で薬を飲みながら、片足を引き摺りながらでも登頂が達成できたこと、無事に下山できたことをとてもうれしく思います。

 周りからは「一人で行くな!」と言われますが おそらく他の人と行くと僕の遅いペースに合わせて貰わなければならないためとても迷惑をかけてしまいます。それに自分のために連れに待っていてもらうということが僕には耐えられないしそんなことをしてまで登山をしたいとは思いません。パーキンソンを抱えながらもゆっくりと自分のペースで登山を楽しむには充分気をつけて無理をせずに でも単独で行動する選択肢が今の僕のベストなのです。

ブナ原生林
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