パーキンソン病の山登り“yucon”の登山と闘病の記録

難病パーキンソン病を患ってから山登りを始めた“yucon”の山行と闘病の記録

厄年

 6月22日は僕の誕生日です。今年でいわゆる厄年を脱したことになります。
以前にも書いたとおり、僕は信仰心が少ないない人間なので厄年とかいうものは信じておりません。厄払いの祈祷や参拝にも行きませんでした。たしかに僕が病気を発症したのは前厄といわれる年齢です。しかしみんながその年齢に高い確率で大きな病気や事故をするわけでなく実際そのような統計やデータも存在しないそうです。僕自身ここ2〜3年悪いこともありましたが良いこともたくさんありました。これまでの約40年間の幸・不幸の出現率と大きな違いはありません。人間にとってその年齢近辺は曲がり角や転換期であり、肉体的な下り坂でもあります。だからといって厄除けのお払いしたから大丈夫、してないからそういう目に遭うのだとういう発想だけはしたくないものです。
 僕は自分が病気になったことについて天罰とか試練とかマイケル・J・フォックスのように幸運者(ラッキーマン)だ という立派な考えが出来ません。かといって恨んだり悔やんだり不幸者(アン・ラッキーマン)とも思いません。ましてや達観、開眼、悟りを開くなど絶対にありえません。ただ「早く自分で元通りにしなくては!」という思いだけが常にあります。よく周りの人から他人事みたいといわれますが もちろんご心配やご厚情、励ましの温かい言葉には心の底から感謝します。でも最後には「こればっかりはしゃあないですわぁ〜(仕方がないですの意)」と一言返すだけです。